遺産相続・遺産分割 2017.12.07

自動車の相続における注意点!そのまま乗る場合も廃車にする場合も名義変更が必要

親が亡くなり、相続が発生したとき、自動車が残されることがあります。もちろんそのまま家族が乗り続けてもいいですし、使わないなら廃車にしても構いません。しかしいずれにせよ、一旦は名義変更が必要で、いつまでも亡くなった人の名義で乗り続けるのは不適切です。

自動車税等の税金も発生しますし、亡くなった人の名義にしておくのはよくありません。そこで、自動車の相続が発生したら、そのまま乗り続けるか廃車にするか、どのように考えるべきかを見ていきましょう。

記事ライター:nexy編集部

そのまま乗る場合で、相続人が自分だけの場合

もしも自動車の相続についてわからないことがある場合は、最寄りの陸運局に電話をかけてみるか、軽自動車の場合は軽自動車協会に問い合わせてみると良いでしょう。いろいろと基礎的な知識を教えてくれます。

そのうえで、相続人が自分しかいない場合は、まず名義変更を行います。そのための書類等を集めましょう。そして、戸籍謄本を誕生から死亡まで集めて、自分の印鑑証明を持って、陸運局にいきます。もしも面倒な場合は、司法書士に頼むといいでしょう。

相続の際にトラブルが発生することは、相続人があなたひとりの場合にはありませんので、司法書士が安くておすすめです。司法書士はこうした手続などを一括して請け負ってくれるため、多忙なときに心強い味方になってくれます。

 

自動車を相続する人が複数いる場合は、まず遺産分割協議

自動車の相続にあたって、相続する人が複数いる場合は、遺産分割協議を行う必要があります。

その際に、誰がその自動車を相続するか決めます。そのうえで廃車にするかそのまま乗り続けるかを決めなければなりません。

遺産分割協議では、誰がどの遺産を受け継ぎ、誰がどの遺産を放棄して、どれだけ受け取るのか、しっかりと相続人全員で話し合い、遺産分割協議書という書類を作成して全員で判子を押していきます。

遺産分割協議書は正しいフォーマットで書かれており、実印が押印され、なおかつ印鑑証明なども揃っている場合にはじめて、民法上の法的拘束力が発生する書類ですのでミスのないように用意する必要があります。

遺産分割協議の中に、誰が自動車を相続するのかを決定づける話し合いもあります。処分するか、乗り続けるかは、その相続が決まった人が決めれば良いでしょう。

 

処分する場合は、廃車専門の業者に頼むのもあり

遺産分割協議で自動車を相続した人が廃車にしてしまいたいと考えた場合、まずは廃車専門の業者に頼んで持っていってもらうという方法があります。

廃車は自分で行うと非常に手間がかかりますし、若干ながらお金もかかるのですが、廃車を引き取ってくれる業者にお願いすれば、むしろ反対にお金が数万円もらえるケースがあります。しかも、手間がかからず非常に便利です。

また、廃車にするほど古い車の場合、相続した自動車の車検が切れてしまっているリスクがあります。車検が切れている自動車を公道で走らせると、大きなペナルティが待っていますし、何よりも事故の元です。そのため、こちらが自動車を動かすことなく、レッカーで持っていってくれる廃車専門の業者にお願いすることは非常に有意義です。

廃車の手続きは自分でやろうとしたらとても手間がかかり、車検が切れている車を陸運局まで運ぶのに仮ナンバーを取る必要などもあるため、結局はお金も時間もかかってしまうのです。

それならば、業者に頼みましょう。そうすればお金も時間も節約でき、非常に楽になります。

 

相続した自動車にローンが残っていた場合

相続する自動車にローンが残っているケースを考えてみましょう。ローンが残っていてそれを支払うことができない場合、もともとのローンを貸し出している銀行が、その自動車を引き取ることになります。ローンが残っている車は売れませんので、銀行が残価設定で買い取ってくれます。

しかし、それでもお金が足らない場合があります。そんなときは、相続人がそのローンを支払っていく必要があるのですが、もしも無理そうな場合は、相続放棄を行って、残債を支払わないという意思表示をすることになります。

自動車の相続は複雑ではありませんが、かといって簡単でもありません。できれば弁護士に他の相続も合わせてお願いすると良いでしょう。司法書士が安いですが、弁護士に頼んだほうが、他の財産面やトラブル面も面倒を見てくれるので力強い存在となるでしょう。

自動車を相続する機会がある場合には、まずはその自動車をどうしたいかしっかり考えてください。

関連記事

遺産相続・遺産分割

相続税は100億超え?!ジャニー喜多川氏の相続を勝手にシミュレーション

タッキー、メリー、ジュリー?相続人は誰なのか ジャニーズ事務所の後継者は、法的に考えると誰になるのでしょうか。 ジャニー喜多川氏の遺産は200億〜300億ともいわれていますが、法的にそれらの遺産を相続 ...

2019/09/30

遺産相続・遺産分割

遺産分割後に株価が暴落!誰が損をする?

相続した株式が暴落して大変なことになった事例 株式や不動産など、相場が変動する財産を相続する際には、万が一、価格が変動した場合のことも想定して遺産分割をする必要があります。 私がそう強く実感するきっか ...

2019/09/06

遺産相続・遺産分割

遺産分割で最も揉める妻VS義姉

妻と義姉は揉めやすい!専門家から聞いた本当にあった事例 実は相続には、遺産分割で揉めやすい相続人の組み合わせというものがあるそうです。 専門家によれば、最も揉めやすい組み合わせが配偶者と亡くなられた方 ...

2019/08/02

遺産相続・遺産分割

相続とは何か

相続とは? 相続とは、亡くなった人の財産を相続人が引き継ぎ、財産を次世代へ受け継いでいくことです。現金や預貯金、土地や建物などの不動産といったプラスの財産は勿論ですが、借金やローンなどのマイナスの財産 ...

2017/10/02

遺産相続・遺産分割

生命保険は相続対策になる?

生命保険で相続対策となる仕組み 生命保険がなぜ相続対策になるのかということですが、まず生命保険の支払いを相続財産、つまり被相続人が支払うことにより相続財産を減らすことができます。 相続財産が減るという ...

2017/10/02

遺産相続・遺産分割

遺産分割に大きく影響する寄与分とは?

被相続人に貢献した人は、「寄与分」という取り分がある?! 遺産分割協議による話し合いにおいては、様々な主張が繰り広げられますが、もめているケースで多いのが、被相続人に対する貢献度にみあった財産を相続さ ...

2017/10/02

Copyright© 相続メディア nexy , 2019 AllRights Reserved.